歯周病【ふくざわ歯科クリニック】堺市東区の歯科、土曜日午後診療

歯周病

歯周病とは

お口の中には300種類以上の細菌が存在していると言われていますが、その中の歯周病菌が原因となる疾患です。これらの細菌が歯と歯ぐきの境目で増殖し、歯周ポケットを形成していきます。これが進行していくに伴い、歯ぐきが下がり、歯がグラグラになり、最終的には歯が抜け落ちてしまいます。

このような症状の方は早期に歯科受診を
  • 歯磨き時に歯ぐきから血が出る
  • 歯ぐきの色が濃い赤色や赤紫色になってきた
  • 歯ぐきが腫れている
  • 朝起きたとき、口の中がネバネバする
  • 口臭を指摘されたことがある
  • 歯ぐきが退縮し、歯の根っこが露出している
  • 硬いものを噛むと痛みがある
  • 歯ぐきから膿が出てきた
  • 歯がグラグラする など

初期段階では自覚症状が殆どありません

日本人が歯を失う原因として、最も多いと言われているのが歯周病です。しかし、初期の段階では自覚症状がほとんどなく、気が付かないうちに進行していきます。

ブラッシングなどのセルフケアが不十分だと、歯と歯ぐきの間に細菌が残ってプラークを形成し、炎症を起こしていきます。このプラークが石灰化して硬くなると、もはや通常のブラッシングでは取り除けないので、歯科医院にて専門的な対応が必要になります。

この段階でも歯科医院を受診せず、放置されている方も少なくありませんが、そうすると歯周病はどんどん悪化していき、歯ぐきの奥から膿が出てきたり、出血が見られるようになります。次第に歯を支えている骨が破壊され、最終的には歯が抜け落ちてしまうのです。

分類

軽度歯周病

歯周ポケットの深さは3~4㎜程度です。歯肉の炎症が進み、歯を支えている骨も少しずつ溶けが始めていきます。ただし、歯肉と歯の境目にこびりついた歯石を歯科医院で専門的に除去することで治まります。

中度歯周病

ポケットの深さが5~6㎜にまで進行し、歯を支えている骨もかなり溶けてきた段階です。歯肉が腫れ上がり、ちょっとした刺激でも出血が見られます。歯を指で押すと、少しグラグラします。歯周病の専門的な治療を行ないますが、それでも歯肉の退縮などによって元通りに戻すことは出来ません。

重度歯周病

ポケットの深さが7㎜以上になり、歯槽骨の吸収はかなり進行しています。この段階になると、歯のグラグラを完全に抑えることが難しくなり、物を噛むのが困難となります。そのため、抜歯を検討せざるを得ないケースも増えてくるのです。

歯周病の原因

歯周病を引き起こす原因は沢山あります。歯垢が一切関係ない非プラーク性疾患なども存在します。しかし、圧倒的に多いのは、歯垢を主な原因とするプラーク性疾患です。

歯垢や歯石が歯周病菌の温床となり、深い歯周ポケットができてしまうと、炎症のコントロールが困難になり、歯を支えている組織が破壊されてしまいます。

歯垢の段階ならば、適切な歯磨きによって大部分を除去することが出来ます。しかし、一部は残ってしまうため、歯科医院で定期的に取り除く必要があります。また、歯石になってしまうと、歯磨きでは取り除けませんので、歯科医院で専門的な処置を行います。

歯周病の治療

歯周病はゆっくりと長い時間をかけて進行するため、進行の度合いによっては治療回数がかかることがあります。また、患者さまそれぞれの口腔内の状態によって適切な治療方法も異なってきます。